Garden Light 2

暗くなったら点灯し、一定の時間が経ったら自動消灯する回路を作りました。
以前にも、同様の動作をする回路を市販の庭園灯に組み込んだことがありました。そのときにはNE555やS8081Sなどタイマー専用のICなどを使って、結構複雑でした。
今回はPIC 12F675を使い、大変シンプルなものにしました。

回路はこちらです

的当てゲームのプログラム(Hex)はこちら。
12F629用です。

ケースを100円ショップのダイソーで手に入れた「マルチライト」というものを活用しました。
これは単4を3本使って、2本の白色LEDを点灯させるものです。

電池は2本で動作させることとし、空いたところに回路を組み込みます。
追加するのはCDSですが、電池ケースに4mmの穴を開け、表からの光が取り入れられるようにしました。
LEDは白色のものを黄色に取り替えました。

プログラムも大変シンプルです。
動作は、スイッチを入れると動作確認のため、数回LEDが点滅し、待機状態になります。
CDSが明るさを判定しますが、影がよぎったなど瞬間的な暗さでは動作しないよう、何回かの測定値を平均する方法で、暗くなったことを判定しています。
設定した暗さになると、LEDが点灯します。そしてタイマーが動作し、約4時間点灯し、消灯します。
夕方になり暗くなったことを感知して点灯、約4時間点灯して消灯するのですが、そのときはまだ暗い状態です。また、暗さを感知して点灯しては困りますので、タイマーが作動して消灯したときには、一度明るくなり、リセットした後でなければ、点灯しないようにしています。

プログラム(Hex)はこちらです

的当てゲーム

同じ回路でゲームに使えそうなプログラムを作りました。cdsをケースの内側に取り付け、直進で入ってきた光だけを感知するようにしました。そして、光が当たったときにLEDが発光するようにします。
つまり、光の的当てです。
光が当たったか否かのみの感知ですからA/Dコンバータを使うまでもありません。12F629を使いました。回路はまったく同じです。
cdsは写真のように取り付けました。光を感知するタイミングを高速にしましたので、一瞬光が当たれば動作を始めます。LEDは赤色に取り替えました。LEDライトなどで照射すると動作しますので、的当てゲームとして楽しめます。

市販のライトに組み込みました

市販のガーデンライトは白熱球を使っていて12V10Wもの電力を消費しています。これをLEDにすればずっと省電力になります。
そこで、白熱球に換えて使用し、コントロール回路も組み込んだものを作りました。
プログラムは上記のものと同じで、暗くなると点灯し、約4時間経過すると消灯するものです。
明るさを増すため、LEDを4個使いました。PICの端子から4つ分の電流を取り出すのは無理がありますので、デジタルトランジスタで制御しています。

市販のガーデンライトでは、12Vに降圧した交流電源をリレーで断続し、電球を点けています。
この回路ではPICの電源として5V三端子レギュレターで安定化した電圧を使っていますので、9〜12V用の電源アダプターを使うこととします。
消費電力は数十mAになり、大変省電力になりました。